（一財）先端建設技術センター（以下、ACTEC）では、新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型（技術公募※）」の実施にむけて、『ライティング技術、ＡＲ技術等の除雪作業の効率化に寄与する技術』の要求性能に対する意見を、本日から7月24日（水）まで募集します。

　積雪寒冷地域では、安全で円滑な冬期道路交通の確保を図るため、暴風雪等による視界不良時においても除雪作業を実施しなければなりません。
　国土交通省では、ライティング技術を使用した周辺車両や誘導員等への注意喚起、及びＡＲ技術を用した視界不良時の道路区画線又は道路附属物と除雪機械の離れ等のガイダンスを可能とすることで除雪作業の効率化を目指しています。
　除雪作業現場は過酷であり、その現場状況に適した技術を選定するためには、性能評価項目及び試験方法を設定した上で、同一条件の下で試験を実施し、諸元表としてまとめる必要があります。
　平成30年度は、新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型（技術公募）」において「ライティング技術、ＡＲ技術等の除雪作業の効率化に寄与する技術」の実証試験を実施しました。今年度は、前回の試験結果を反映して再度実証試験を実施します。
　本募集は、改定した要求性能に対する意見を募集し、性能評価項目及び試験方法の設定の参考とするものです。
　なお、本技術の「テーマ設定型（技術公募）」の実施は、平成30年6月末に第三者機関等として選定されたACTECが行うものです。

※「テーマ設定型(技術公募)」：
現場ニーズに基づき募集する技術テーマを設定し、民間等の優れた新技術を公募して実現場で活用。評価を行う方式