令和４年９月７日（水）にZOOMにて、先端建設技術セミナーを開催しました。

ごあいさつ

　一般財団法人先端建設技術センターは、「産官学」の連携の下に、先端的な建設技術の調査研究、開発及び普及を図ることによって、国土基盤整備を推進し、安全・安心で豊かな暮らしを実現することを目的として平成元年に設立されました。
　これまで32年にわたり、建設ロボット、無人化施工、大深度地下トンネル施工技術などの開発、プロジェクト・マネジメント、新技術情報提供システム（NETIS）、建設副産物リサイクルなど数多くの技術的な課題に分野横断的かつ先進的に取り組んで参りました。
　これらの研究成果は、一昨年度まで「先端建設技術セミナー」を大会場での聴講方式で開催し、関係機関を始め幅広く紹介致しておりました。
　今年は昨年に引き続き、コロナ禍のなか、先端建設技術セミナーをZOOMを利用したWEBINAR方式で開催させていただくことと致しました。
　さて、政府は、６月７日に「経済財政運営と改革の基本方針2022」を決定し、グリーントランスフォーメーション（ＧＸ）やデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）への投資などを柱とする「新しい資本主義」の実現に向けた重点投資分野についての官民連携投資の基本方針を示しました。
　こうした政府の方針に対応して、当センターでは、インフラに係るAI活用などの検討を目的として「先端建設技術AI研究会」を2019年2月に設置し、構造物の点検・診断ロボットなどの開発・検証評価や山岳トンネルの切羽安全評価支援システムの構築などに取り組んでおります。
　今年度の本セミナーでは、最近の政府方針にも鑑みまして、東京大学人工物研究センター長　淺間　一　様に「ポストコロナ社会のシステム・シンセシスとしてのロボット技術」と題して、特別講演をして頂きました。
　併せまして、当センターで自主研究・共同研究として取り組んでおります４つの課題につきましても担当職員より成果を報告させて頂きます。
　本セミナーが、皆様方のお役に立つことを期待するとともに、当センターの活動につきまして、引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます。

プログラム

●特別講演「ポストコロナ社会のシステム・シンセシスとしてのロボット技術」

　東京大学大学院・工学系研究科・精密工学専攻　教授　淺間　一　氏

●「新たな河川管理について」（今後の社会資本管理体制に関する研究）

　技術調査部　部長　山本　陽子

●「５Gを活用した現場実証と無人化施工設備計画の考え方」

　研究部　次長　吉田　貴

●「建設発生土のトレーサビリティシステムについて」

　企画部　タスクマネージャー　高野　昇

●「AIを活用したトンネル切羽の地質評価と肌落ち予測支援による災害防止に関する研究開発」

　審議役　吉川　正

特別講演

特別講演「ポストコロナ社会のシステム・シンセシスとしてのロボット技術」
東京大学大学院・工学系研究科・精密工学専攻　教授　淺間　一　氏　発表資料

先端建設技術センターの取組みの紹介

「新たな河川管理について」（今後の社会資本管理体制に関する研究）
技術調査部　部長　山本　陽子　発表資料




「５Gを活用した現場実証と無人化施工設備計画の考え方」
研究部　次長　吉田　貴　発表資料




「建設発生土のトレーサビリティシステムについて」
企画部　タスクマネージャー　高野　昇　発表資料




「AIを活用したトンネル切羽の地質評価と肌落ち予測支援による災害防止に関する研究開発」
審議役　吉川　正　発表資料

　過去のセミナー報告

開催日	開催場所
2021/09/03	Zoomによるオンライン開催
2019/07/02	東京（イイノホール）
2018/06/29	東京（イイノホール）
2017/10/11	東京（イイノホール）
2016/06/30	東京（イイノホール）
2015/06/22	東京（イイノホール）
2014/10/22	東京（イイノホール）
2013/10/02	東京（イイノホール）
2011/10/12	東京（ニッショーホール）
2011/02/25	名古屋（吹上ホール）
2010/10/05	東京（星陵会館）
2010/03/01	大阪（グランキューブ大阪）
2009/11/30	新潟（朱鷺メッセ）
2009/07/22	東京（星陵会館）
2009/02/10	宮城（仙台市戦災復興記念館）
2008/07/24	愛知（今池ガスホール）
2008/04/17	北海道（ロイトン札幌）
2008/03/06	沖縄（かりゆしアーバンリゾート・ナハ）
2007/11/08	大阪（プリムローズ大阪）